
「何をやるか」ではなく、「どこで戦うか」で決まる
新規就農で失敗する人の多くは、
いきなり「何を作るか」から考え始めます。
ですが、本来最初にやるべきはそこではありません。
重要なのは、
・自分は何ができるのか
・どんな市場があるのか
・どこにチャンスがあるのか
を整理することです。
農業は、始める前の段階で
結果の大半が決まります。
環境分析とは何か
環境分析とは、
**「自分」と「外部環境」を整理し、
勝てる場所を見つけるプロセス」**です。
大きく分けると、次の2つがあります。
・内部環境(自分)
・外部環境(市場・業界)
この2つを掛け合わせて、
現実的な方向性を決めていきます。
全体像(このステップでやること)
このステップでは、以下の5つを整理します。
- 自分を知る
- 農業収入のリアルを知る
- 経費構造を理解する
- 補助金・資金を把握する
- 業界構造を理解する
ここを曖昧にしたまま進むと、
後から必ずズレが生まれます。
① 自分を知る
農業は「自分のリソース」で成り立つ仕事です。
・体力や時間
・資金
・経験やスキル
・価値観ややりたいこと
これらを無視してモデルを作ると、
続かない設計になります。
まずは、自分の現状を正しく把握してください。
② 農業収入のリアルを知る
農業は「なんとなく稼げそう」で始めると失敗します。
・平均年収
・収益が出るまでの期間
・収入のブレ
こうした現実を理解することで、
無理のない計画が立てられます。
③ 経費構造を理解する
売上だけ見ても意味がありません。
重要なのは「利益」です。
・初期投資
・固定費
・変動費
これらを把握して初めて、
成立するビジネスかどうか判断できます。
④ 補助金・資金を把握する
新規就農では、資金がボトルネックになります。
・自己資金はいくら必要か
・補助金は使えるのか
・融資は可能か
ただし、補助金ありきで考えると危険です。
あくまで「補助」であり、
ビジネスの本質ではありません。
→ 補助金(記事へ)
⑤ 業界構造を理解する
農業は市場の影響を強く受けます。
・価格の決まり方
・流通の仕組み
・競争の構造
これを理解せずに参入すると、
「思っていたのと違う」状態になります。
よくある失敗パターン
環境分析を飛ばすと、こうなります。
・作りたいものから決める
・理想だけで動く
・収益構造を考えない
・後から軌道修正できない
結果として、
「頑張っているのに稼げない」状態になります。
このステップのゴール
環境分析の目的は、
**「どこで戦うかを決めること」**です。
ここで方向性が定まると、
次のステップである「戦略」が明確になります。
次のステップへ
環境が整理できたら、次は「戦略」です。
誰に、何を、どうやって売るのか。
ここで初めて“ビジネス”になります。
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