ミスを減らしていくコツ 認識できるミスとできないミス

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作業上のミスはできることなら避けたいですが、たくさんの仕事をこなしていれば失敗のひとつやふたつはあるものです。
でもそれらの失敗を
「あーやっちまったぁ」
で終わらせてはいけません。
とくに農業の場合、土の状態はすべて把握できないので虫や病気の被害を完璧に避けることはできませんし、気候にも左右されるのでミスなく完璧に収穫までもっていけるとも限りません。

じゃあここで。
ミスなく完璧に仕事を進めていく努力は必要でしょうか。
失敗してしまったら「なにやってんだ!オレ!」と罵倒するべきでしょうか。

今回はこのあたり。
ミスについて詳しく解説していきます。

 

ミスには種類がある

まず押さえておきたいのが、ミスには種類があるということ。

自分で認識できるミス。

それと、

認識できないミス。

このふたつです。

どんな仕事でもそうですが、失敗は多かれ少なかれ必ず起きるものです。
それを完璧に避けようとするのは無理がありますし、失敗を恐れるあまり無難なことしかやらなくなるのは成長を阻害してしまいます。

ミスは起きるもの。

これは大前提として考えるべきではないでしょうか。
ミスはあるものとしてとらえ、そのうえで

ミスを知り、見えないミスを減らしていくこと

が重要になってきます。
この切り分けが出来てくると、致命的なミスをしなくなりますし、ミスをするたびに経験を積み重ねて成長していっていることが実感できるようになります。

 

バッター

たとえば。
野球を考えてみてください。
スタメンで出場した選手は、途中交代がなければ少なくとも3回は必ず打席が回ってきます。
1打席目で大振りを繰り返して三振してしまったとして。
その三振は明らかなミスかもしれません。
でも。
大振りが原因で三振したんだと認識できれば、次の打席ではヒットが打てるかもしれない。
1打席目の大振りでピッチャーに
「こいつは大振りだから簡単に三振が取れる」
と思わせておけば、2打席目で甘い球がきてヒットが打てるかもしれない。

2打席目でコンパクトな振りを心がけたけど、ボール球に手を出してしまってアウトになってしまった。
それ自体は球の見極めができなかったミスです。
でも。
3打席目でボールをよく見て、甘くストライクゾーンに入ってきたところを打ち返すことができたら、ヒットになるかもしれません。
2打席目の選球を見たピッチャーが
「こいつはボール球でも手を出す選球が甘い奴だ」
と思ってくれたら、カウントを取りにくるような甘いボールが飛んでくるかもしれません。

大振りをする。
ボール球に手を出す。
これらはミスです。
まず大切なことは、ミスをミスだと認識することであり、なぜヒットが打てなかったのかを認識できれば、次からはヒットを打てる可能性が高くなります。
ミスを修正できるからです。

ミスを認識できないことが一番怖い。
なぜ三振してしまったのか分からない。
なぜヒットを打てないのか分からない。
分からないままだと次につながりませんし、いつまでたっても同じ失敗を繰り返します。


ミスを知り、ミスを減らしていくこと

これが非常に重要です。

 

ミスを減らす栽培管理

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栽培においても同じことがいえます。
キャベツの苗を植えた。
でも次の日にはほとんどが枯れてしまっていた。
というときに。
なぜその失敗をしたのかを認識しておくことが次への成長につながります。

セルトレイから抜くときに根を痛めすぎて苗が弱っていた。
定植時の潅水をしなかったため乾きすぎて枯れた。
ネキリムシに茎をかじられてしまった。
温床からいきなり厳寒の畑に植えたため寒さに負けた。
などなど。

ミスの原因を切り分けて認識できれば、次からは同じ失敗をしなくて済みます。
とにかくミスを認識することから始まります。

農業の現場では、自然が相手になるため予測できないこともたくさん発生します。
ミスの原因を探ろうとしても、あまりにも因子が多すぎて切り分けが出来ないこともあります。
だとしても、原因を探る努力はするべきです。
ひとつひとつ可能性のある因子をつぶしていって、最終的にはゼロにする。
ゼロにならないまでも、なるべくゼロに近づくようにもっていく。
それが成長につながります。

育苗の様子

育苗において苗がうまく育たなかった。
そのときに。
温度管理がまずかったのか、土の水分量に問題があったのか、日射量が足りなかったのか、そもそも使用している土が悪いのか。
失敗の原因になる要素が多すぎると、いつまで経ってもうまくいきません。

まずは不安定要素をへらすために育苗培土を市販のいいやつにしてみる。
もしくは複数の培土を用意して比較実験してみる。
苗床の温度を1時間おきに計測して生長を記録してみる。
苗が徒長気味なら、日射・温度・水分の関係を数値化して徒長の原因を探る。
など。
ミスの原因を突き詰めていくこと、絞り込んでいくこと。
現場ではそのような栽培管理が求められています。

 

ミスを恐れるな

ミスをすること自体は悪いことではありません。
新しいことに挑戦すれば、分からないことが多いのでどうしても失敗は避けられません。
これまで経験したことのない事象に遭遇すれば、栽培が失敗に終わってしまうこともあります。
それを放置しない。
今回はなぜうまくいかなかったのか。
次に同じ失敗をしないためにはどこに気をつけたらいいのか。

考えて、仮説を立てて、やってみる。

この改善を繰り返していけば、栽培の精度はどんどん高まっていきます。
失敗が減っていきます。

参考にしてみてください。

 

 

 

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