無料の営業マンは本当に無料なのか?

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よく言われるのが、

ホームページをもつことは営業マンを雇うことに等しい

無料の営業マンをうまく使って効率的に集客しよう

という話。
たしかにホームページをうまく使いこなすことで営業はラクになります。
無料のホームページやブログなどを作ることは簡単にできます。
もちろん集客もできます。
効果があることは事実です。
でもその営業マンを雇うのが無料かといえば、厳密には違います。
表面上はお金がかかっていなくても、それなりに別のコストがかかっている。
そこに気づく必要があります。

優秀な営業マンを雇うにはそれなりのコストがかかります。
でも雇ってしまえば、かけたコスト以上の働きをしてくれるし、どんどん営業スキルをアップさせていくことだってできます。
かけるべきコストとはなにか、優秀な営業マンを持つことの本当のメリットとはなんなのか、このあたりについて今回は考えていきます。

 

自分の分身を作り出す

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まず最初に。
インターネット上にサイト(ホームページやブログ)を持つことはどういうことなのかについて、簡単に説明しておきます。

デジタルで手に取ることができない仮想空間とはいえ、インターネットの世界は私たちが生きているリアル社会(現実社会)と似ています。
リアル社会を考えてみれば、インターネットの仕組みもわかるし、どのようにホームページをつくってどのように集客すればいいのかも分かってきます。

ごく簡単に言ってしまえば、インターネット上でホームページを持つことはリアル社会でお店を持つことと等しい。
店舗にスタッフをおいて、お客様を迎え入れたり、商品説明をしたり、ときには売り込みをしたりして商品を買ってもらう。
これはインターネットの世界でいえば。
ホームページ内でこだわりを伝えたり商品に関するページを用意したり、販売のための売り込みページをつくったり、サイト内でページを増やして商品購入につなげていく。
店舗にスタッフを配置していくのと同じです。

つまり、ホームページ内の記事、文章、画像、音声、動画などが店舗スタッフです。
ここまで営業マンという表現を何度か使ってきましたが、どちらかというと

店舗スタッフ

といったほうがしっくりきます。
ホームページそのものが営業をかけるわけではなく、お客様が来てくれるのを待って接客しているだけですから、店の中にいるスタッフを営業マンと呼ぶにはちょっと違和感がありますし。

 

リアルとインターネット。
違うとすれば、その店舗スタッフの働き方でしょうか。
リアル社会の店舗であれば、そこで働く人たちは人間ですから能力に差があり、休憩が必要で、感情に左右されるしミスもします。
24時間働き続けることなんて不可能です。
そして、どんなに営業成績が悪くても給料は支払わなければなりません。

でも、インターネットの世界は違います。
サイトを訪れた人に、その人たちが欲しい情報を提供し続けます。
ときには売り込みだってしますが、売れないからといって落ち込むことはありませんし、バカ売れしたからといって金一封を要求したりしません。
休憩も有給も必要なく、24時間365日ずっと働き続けてくれます。

ただし。
そのサイト内の営業マンが優秀かどうかは、あなた自身の能力によります。
営業マンがどれくらいの営業成績を上げられるのか、成約率をどこまで高められるのか、それはあなたが書く文章、音声や動画の内容によります。

サイトは店、たんなる箱にすぎません。
そこに店舗スタッフを置き、あなたのこだわりや想いをうまく伝えて商品を買ってもらえるかどうかは、あなた自身の能力によるということを忘れないでください。

 

営業部隊を組織する

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ホームページ内にいるのは店舗スタッフ。
彼らが文章や音声や動画で、来てくれた見込み客へ売り込みをしてくれる、販売をしてくれる。
では営業マンはどこにいるのでしょうか。

一般的に営業マンの役割は見込み客をつかまえること、営業をかけることです。
外回りのイメージがありますよね。
インターネット上で外回りとは何かといえば、それは拠点(ホームページ)以外のサイトやアプリを巡回して売り込みをしていくことです。

たとえばfacebookやtwitterなどSNSで積極的に投稿する。
他のサイトから、このサイトは素晴らしいサイトだよと紹介リンクを貼ってもらう。
ネット上に広告を出してサイトへのアクセス数を増やす。

これらは、お店の外に営業部隊を配置してお客様を呼び込んでいるのと同じ行為です。
営業マンはここにいます。

営業マンとしてのツールには無料・有料いろいろありますが、いろんなツールを活用して、いろんな人との繋がりで自分のことを知ってもらって、リアルでの営業とリンクさせて、サイトにどんどん人を呼び込んでいく。
リアルでもインターネットでも、積極的に動き回って自分の存在をアピールしていく努力は必要ではないでしょうか。
営業は苦手なんだよねー、って言っている場合ではありませんよ。
農家は自営業、商売なんですから。

 

インターネットを使わない手はない

インターネットと農家、実はこの組み合わせはものすごく相性が良いです。
特に、家族経営のような小さな農家にぴったり合う集客ツールだと思います。
それは、小さな農家がやるべきことを考えればすぐにわかります。

顧客を絞り込んで、その人たちが望むものを提供する。

ニッチを攻めて、そこにこだわりを伝える。

大手の業者や大規模農業ではできない、小さいからこそできる農業をやっていかなれば、風が吹いたら飛んでしまいそうな家族経営農家は長く生き残っていくことができません。
だからこそ、小さな世界でポジションを獲得する。
そこでしか買えない価値を提供することで、小さな農家は存在意義を見出します。

このとき。
狙ったポジションがあまりにもニッチすぎると、そもそもの買ってくれる絶対数が少なくなってしまいます。

栄養豊富でさまざまな効用が期待されているアガリクス茸を生鮮販売。
フランス料理で需要が見込めるフローレンス・フェンネルを栽培。
野生のアスパラガスと呼ばれヨーロッパでは野山に自生しているアスパラソバージュを栽培。
化学物質過敏症に苦しむ人たちに向けて徹底的に安全を考慮した野菜を提供。
機械やビニール資材などを一切使わず、人力手作業だけで栽培したこだわりの米を販売。

顧客を絞り込み、商品を絞り込み、マニアックな世界を作り上げることそのものはいいと思います。
でも。
これを地元だけで完結させようとすると、そもそもの顧客母数が少なすぎて商売として成り立ちにくいのではないでしょうか。

そんなときにインターネット。
インターネットは全世界に向けて情報を発信できます。
広く多くの見込み客を探し出すことができます。
つまり、ニーズの掘り起こしがしやすく集客が見込めるということです。

 

JASマーク

たとえば。
有機農産物を育てて売っていきたい農家がいるとして。
有機農産物の流通量は、流通量全体の1%程度しかありません。
これは言い方を変えれば、消費者の1%くらいが有機農産物を買っているということ。
30万人都市なら3000人しか見込み客がいないということです。
しかもその3000人すべてが顧客になるわけではなくて、そのなかの何%かの消費者がその農家の存在に気づいて購入してくれる。
競合する農家が近くにいれば、さらに買ってくれる数は減ってしまいます。

地元密着でやっていくふつうの売り方では、ニッチすぎる商品・顧客を扱ったうえに地域も絞り込むということになり、商売としてかなり厳しいのは間違いありません。
だからここでインターネットを使うんです。
インターネットを使えば、日本全国を相手にして多くの見込み客を集めることができます。
もちろん競合も増えますが、地元で売りつつインターネットも活用する

地元 + インターネット

と考えたら、単純に売り先が増えることになるのでやって損はありません。
やらないよりもやった方がいいなら絶対にやるべきですよね。
なぜやらないのかその理由がわかりません。

 

なにを賭ける?

お金か時間をかける

ただし。
インターネットによる集客効果は絶大ですが、簡単ではないことは知っておいてください。
無料で簡単にラクラク集客できる。
ホームページを作っておけば、放っておいてもどんどん商品が売れていく。
そんな甘いもんじゃないです。

たしかにそんな時代もありました。
ホームページさえあれば商品が売れていく時代が。
でも今は、インターネット上にも農家のホームページやブログが山の様にあります。
そんな中で自分のサイトを見つけてもらって商品を買ってもらおうと思えば、他では買えない特徴的な何かを備えていないければ、あえてそこから買おうとは思ってもらえません。
ネット上でも差別化が重要な時代に入ってきているんです。
そんなときに、

タダで簡単に集客できる

と安易に考えていると痛い目にあうことは明白です。

時間をかけるか、お金をかけるか

結局のところ、 効果の出る営業ツールを使い、優秀な営業部隊を組織し、なにかしらの投資をして集客をしていかなければ、リアルであってもインターネットであっても結果を出すことはできません。

甘い考えは捨てたほうがいいと思います。

でも効果は絶大。
それは事実です。
リアル社会での営業限界をかるく飛び越えることができます。
一度動き出せば、フルタイムで働き続けてくれる優秀な店舗スタッフ、営業マンになります。
自分の分身が、どんどんお客さんを連れてきてくれて、そして商品を売ってくれます。
そんな営業マンを雇おうと思ったらものすごい給料が必要ですが、インターネットではそれが小さな投資で可能になります。

テコの原理を使える、という表現がぴったりあいます。
小さな投資で大きな成果を生み出す。
その小さな投資すらできない、無料でなんとかしようと思っているようでは、生みだす成果も小さなものになってしまう。
ということは覚えておいてください。

 

最大のメリットは栽培を楽しめること

なんだ時間かお金をかけるのか。
じゃあやめておこうかな。 
無料ならやってみようと思うけど、時間やお金をかけなきゃいけないならリスクがあるからやめておこう。
そのように考える方もおられるでしょう。

べつに全ての人にホームページやブログを持てと言っているわけではありません。
地域密着型でやっていけるならそれでもいいと思います。
どうしてもデジタルの世界になじめないなら、アナログな世界で生きていけばいいと思います。
でも。
集客や販売に困って離農する農家がいることは事実です。
安く買いたたかれて思うように利益が出ないと嘆く農家がいることも事実です。

そうならないためにも是非、少しのリスクを負ってサイトを構築することをお勧めします。

ちなみに。
お金をかけるのはともかく、時間をかけるのは基本的に夜です。
ホームページを作り込んだりブログを書いたりするのは暗くなってからでもできますから。
ということは、日中の農作業にあまり影響をあたえないということです。
生産の時間を削らなくても、店舗スタッフに接客させたり営業部隊を動かしたりできます。
そして、ネット上で営業・集客・販売ができるのであれば、それはつまり

栽培に集中できる

ということにつながります。

農業のもっともおもしろいところ、生産に集中できるんだからこんなうれしいことはありませんよね。

農業に魅力を感じて新規就農する人の多くが、栽培することに魅力を喜びを感じて参入してきます。
であれば、その栽培を楽しむためにホームページやブログを持って営業・販売を担ってもらうことは、必ずプラスになります。

栽培を楽しみたいからこそ、うまくインターネットを活用する。

そのように考えてみてください。

 

 

 

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